Unix magazine 2008 Summer

ユニックス・マガジンの2008年夏号の特集は「カーネルから見る最新UNIX」。
AIX, Solaris, HP-UX, Mac OS X, Free BSD, NetBSD, OpenBSD, Linux と、今現在取り得る選択肢としてはほとんどすべて網羅しているのですが、「だからどうした」というのが率直な感想。
個別の OS をそれぞれ別の著者が記述しているので、比較というのが全くないし、特に商用Unixに関しては、そのメーカの人が書いているので、ユーザ視点で書かれていない。
1年に4冊しか出さない季刊誌で、この手抜きはさすがにひどいのではないかと思いました。


まあ、そうは言っても一通り読みましたが、Unix もずいぶん複雑になってしまいましたね。
昔なら Solaris を知っていれば HP-UX でも AIX でもそれなりに使えましたが、今はちょっとそういうことが難しい。
特に今は学生時代に Linux に触れる機会が多いでしょうから、商用 Unix の技術者がとても少なくなってしまっているのではないでしょうか。
確かに、今は OS が何でなければいけない、ということはあまりなくて、その上でアプリケーションがちゃんと動けば don’t care なのかもしれません。
でも個人的には、基盤のところをちゃんと理解していないと、うまく動かないときに原因がわからないということになりかねないと思っています。
少し前に、メインフレーム屋さんの定年問題で「メンテナンス人材が足りなくなる」と騒いでいたと思いますが、商用 Unix に関しても同じ問題が起きそうな気がします。